原発事故が引き起こした電力不足に対する一連の発言
●選挙戦最終日の2011年4月9日、街頭演説でまくし立てて、
「自動販売機なんてやめちまえ。コンビニで買って家で冷やせばいいじゃない」
「(パチンコと自販機の)二つの電力がなけりゃ、福島の原発はいらない」
●2011年4月10日、都知事選終了後に報道陣に対して、
「今度の事故で(原発を)全部否定したら世界はどうなりますか。冷静な判断をしないと国の経済は持たない」
「(パチンコ店と自動販売機の電力消費の合計は)福島原発の電力供給とほぼ同じだ」「こんなものに1000万キロワットも電力使っているなんて」
「パチンコやる人も我慢なさい。自動販売機なんてなくても生きていけるじゃない」
パチンコ店で最も電力消費が大きいのは空調で、実際には、東京電力管内の店舗の消費電力はピーク時でも約84万キロ・ワット。清涼飲料水の自販機は計26万キロワット。
●2011年4月11日午前、都庁で記者団の取材に応じて、
「福島の原発(の発電量)と同じくらいの電気が自動販売機とパチンコに使われている。外国に例を見ない状況で、必需品かといったら、絶対にそう思わない。特に自販機なんてなくても、何の痛痒も感じない」
「節電と言うが、今の政府は何でそういうものを対象にした政令を出さないのか」
●2011年4月15日の定例記者会見で、
- 強制力を伴う節電策として中央政府が政令を出せば良い、として
「(パチンコや自販機という)業種がかなりべらぼうな電力を食っている。自粛させるような具体性のある政令を出さないと効果が出てこない」
「(パチンコは)そんなに好きな人が多いんなら真夜中にやったらいいんだ」
パチンコ店は風営法によって午後11時までしか営業できない。
- 国による制限に慎重な蓮舫節電啓発担当相に対して、
「国が口を出さずに誰が出すのか?工場を止めるより自販機を止めたほうが、よっぽど国民の役に立つ」「そんな『てにをは』の分からない大臣だったら悲しい話だな、国民は」
「(3月14日に)蓮舫なる人物がやってきて、握手してテレビ映って帰っていったけど、そんなものはスタンドプレーでしかない。彼女は非常に私に腹を立てているようだが、結構。腹立つのはいいんだが、トンチンカンというんだ、ああいうのは」
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