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知れば知るほど...
これで支持などできようか 石原都知事の東京五輪招致
東京オリンピック招致活動 特集ページ 〜 関連する石原慎太郎の発言まとめ 〜

平和の祭典たるオリンピックで、平和を理念として掲げた2016年への招致活動。しかし都知事の普段の言動は、それとまったく相反するものだ欺瞞に満ちた大会理念の提示は健在で、知事の東日本大震災をめぐる発言を聞けば、2020年招致に向けて掲げた理由も、震災復興をただ口実として利用しただけに思える。

招致活動に当たってはきれい事ではすまないから汚い真似でもやれという姿勢は、五輪と世界を侮辱することにならないか?

他人には「勝たなきゃ意味がない」「死んでも勝って来い」と命令するが、自分のことになると「悔いのない戦いをした、非常にいい経験をした」などと涙を流す身勝手さを国民は支持できるのか。反対意見には「ほえ面かくな」「反対するヤツの気が知れない」と罵倒する傲慢さを都民は許せるのか。

ドンブリ勘定で、当初55億円の予定が隠れ費用も含めて200億円にふくれあがった巨額の招致活動費用。その中には知事の海外豪遊も含まれていた。五輪開催のためにため込んだ都税4000億円もの積立金は震災復興や防災対策に当てるべきではないのか?

五輪招致にふさわしい人物がいるとすれば、その真逆、正反対の人物が石原慎太郎だ。 招致の旗を振る東京都知事のこれらの実態が世界につまびらかになれば、五輪招致は間違いなく失敗に終わるだろう。 もし、この実態を知られないまま最後まで突き進むことになれば、それは五輪の歴史に泥を塗って日本の恥を世界にさらすことになり、傷を深めるばかりとなる。そうならないためにはできるだけ早く、このような欺瞞に満ちた招致活動を終わらせるべきだろう。石原都知事を見れば見るほど、知れば知るほど、支持などできようはずもない。


五輪開催地としての東京の資格】【2020年夏季五輪招致の意向表明】【国威発揚オリンピック】【怪しげな外国人発言】【ほえ面かくな発言】【高慢オリンピック招致】【反対するヤツの気が知れない発言】【五輪はもうかる発言】【アフリカなんぞの黒人国家が発言】【死ぬ気で戦え発言】【オリンピック東京落選 - 清涼感を味わえた発言】【「それなら自分の金で行きゃいいんだ」発言】【ダーティーなオリンピック招致】【繰り返される巨額の税金無駄遣い - 財政は痛くもかゆくもない発言】【「金メダルじゃねぇんだろ」発言





【五輪開催地としての東京の資格】欺瞞度★★★★★白々しさ度★★★★★五輪不適格度★★★★★
「我が国は世界で唯一、第2次大戦ののち60年一貫して平和を築いてきた。その日本で五輪を開催することは世界平和への大きな貢献になる」
「世界に紛争は絶えないが、幸い私たちの国は、憲法という理念だけではなく、地政学的な条件も含めて敗戦以来、今日まで大小問わず危機にさらされることなしにきた。世界の他の地域で起こっている物事を眺めると、私たちの努力が正しかったという気がする。胸を張って、オリンピックの舞台を通じて世界に平和を呼びかけることができる」
(2009年2月13日、2016年夏季五輪立候補ファイルをIOC本部に提出した東京オリンピック・パラリンピック招致委員会が都庁で行った記者発表で)

(現行憲法に一定に評価を示してみせたことについて問われて、)
「日本の平和をもっと確かなものにするために、いまの憲法は変えたほうがいいと思っている。ただ、その憲法の効果もあって平和でこれた。そりゃやっぱり歴史の事実としてたいしたもんだと思いますよ」
(2009年2月13日、定例記者会見で)

「私の祖国日本は、第二次大戦後、自ら招いた戦争への反省のもと、戦争放棄をうたった憲法を採択し、世界の中で唯一、今日までいかなる大きな惨禍にまきこまれることなく過ごしてきました」
(IOC ロゲ会長宛の書簡の中で)

「オリンピックは人類の平和と連帯を願って行う人類最大の魅力的、効果的なイベント」
「日本人は皆当たり前だと思っているけど、第2次世界大戦後、日本はいかなる紛争にも巻き込まれず、戦争にも加担してこなかった。だからこそ日本、東京こそが最もふさわしいと考えます
「世界は紛争が耐えない、あるいは紛争が起こりそうなこの時代に五輪をするということは、他のどの都市よりもその資格を持っていると自負しています」
(2009年4月8日、東京五輪招致をテーマに都内の日本外国特派員協会で講演して)

コメント:

これまでの招致活動でも触れてこなかった「平和」を唐突に持ち出し、それまで幾たびも戦争を煽る好戦的言辞を弄し、数々の憲法敵視発言を重ねてきたことなど忘れたかのよう。あまりの白々しさと厚顔ぶりには恐れ入る。

石原知事のこれまでの発言を顧みれば、提示された五輪立候補の根拠は完全な欺瞞に過ぎないことは明らかだろう。欺瞞に欺瞞を重ねたオリンピック招致は日本と五輪の歴史を傷つけるものにしかならないのではないか。

2009年4月にあった、来日したIOC評価委による視察では、ほんの4日間の間に3億1700万円の税金をつぎ込み、半日程度で終わった競技会場視察だけで1億6200万円を使った。また、視察に合わせて、5000人の児童を「校外学習」の名目で委員を歓迎する「さくら」として動員するなどした。
東京招致委が1月に実施した調査では五輪開催支持率は70%と発表した。しかし、その直前にも同様の調査をしたが思わしくなく「賛成が増えるよう質問を工夫し」(2009年2月13日朝日新聞記事)、2度目の調査結果だけを公表していた。IOCによる2月の調査では支持率56%、共同通信社による4月の調査による都民の支持率は55.6%だった。

石原知事によるその他の発言
五輪関連 : 【「オリンピックボイコット」と「戦争」を呼びかける】 【ほえ面かくな発言】 【国威発揚オリンピック】 【怪しげな外国人発言】 【高慢オリンピック招致】 【非常にチープな政治家】 【木っ端役人が発言】 【死ぬ気で戦え発言】 【五輪開会式を褒めたり貶したり】 【五輪はもうかる発言】 【アフリカなんぞの黒人国家が発言】 【皇太子夫妻のIOC総会出席要請】 【オリンピック東京落選】 【ダーティーなオリンピック招致】 【税金無駄遣い - 財政は痛くもかゆくもない発言】 【2020年夏季五輪招致の意向表明】

戦争・憲法関連 : 【死の商人発言】 【軍事演習】 【憲法は醜悪発言】 【北朝鮮ミサイル当たれば良い発言】 【ダボス会議発言集】 【核兵器は国家として重要発言】 【平和慣れは危険発言】 【テロ・報復は当然発言】 【戦争暴言】 【戦争容認発言】 【憲法違反宣言】 【復讐と日本再武装】 【敵を殲滅したらいい発言】 【初詣で新憲法発布を祈念】 【自衛隊死傷で憲法改正発言】 【領土問題で軍事力誇示を主張】 【憲法違反宣言 2】 【イラク人質バッシング】 【撃沈すればいい発言】 【国連憲章バカ発言】 【核兵器2年で持てる発言】 【非核3原則を拒否】 【核保有の主張】 【北朝鮮ミサイル落ちた方が発言】 【国連は役に立たない発言】 【軍事政権を作って核を持て発言】

(外部リンク) 東京にオリンピックはいらないネット

【2020年夏季五輪招致の意向表明】我利我利度★★★★
2011年6月17日、都議会本会議での所信表明で2020年夏季五輪招致について、

「被災地をはじめ、広く日本全体とスクラムを組んで東京にオリンピック・パラリンピックを再び招致することを、考えていただきたい」
大震災から立ち直った9年後の日本の姿を披歴できれば、世界中から寄せられた友情や励ましへの何よりの返礼となるに違いない」

2011年6月17日の記者会見で、

「それから、一種の国際政治だけど、IOC に日本の代表をもっとたくさん送っていくような工作をしなきゃ。」

コメント:理念の欠如が前回敗因のひとつだった五輪立候補に、震災直後に"天罰発言"を放ち、震災を利用する形で選挙戦を進めて再選し、「震災でパーになった。ざまあみろ」とも発言してきた人物の、またしても震災を都合良く利用しようという浅ましさが透けて見えざるを得ない。
参考:【五輪開催地としての東京の資格】 【ダーティーなオリンピック招致】 【税金無駄遣い - 財政は痛くもかゆくもない発言】 【震災でパー、ざまあみろってんだよ】 【「津波は天罰」発言】

【国威発揚オリンピック】ヒットラー度★★★★★
●東京でオリンピック開催の意義についての発言

「このごろ日本は元気がない。周りの国からなめられている。『日本をなめたらあかんぜよ』という表示にオリンピックをやりたい」
(2006年1月、「スポーツと都市」をテーマにしたトークショーで)

なぜ1964年に続いて再び東京五輪なのかを質問され、
「オリンピックを招致する意義は国威発揚のため。日本人はもっと自信を持つべきだ」
(2006年5月14日、フジテレビ[報道2001」に出演して)

「日本が持っている力はいろいろあるわけでして、そういったものを顕示するためにも、古い言葉かもしれませんけれども、国威発揚のために、私は国がやっぱりその気にならなければ、新しいオリンピック、東京ならでは、日本ならではのオリンピックはできないと思いますので」
(2006年6月13日、東京都議会 代表質問での答弁)

●北京オリンピック(2008年予定)についての発言

(2006年7月3日、記者会見で)海外メディアのインタビューで北京五輪ボイコットを呼びかけたことについて質問され、
「中国が勝たない試合で大衆が騒ぐというのは、そういうレベルの低い国でオリンピックをあえてしようとするなら、そこら辺がどれだけの問題としてクローズアップするか知らないけども、その完全な保証がないんだったら、私はこのオリンピックというのは余り好ましくない、ボイコットの声だって出てくるんじゃないかということを言ったわけです」

さらに、ナチスのベルリン五輪と対比されたようだが、との質問に、
「ああ、そうですね。国威発揚というのかな。周りの国の侵犯というものを続けながら、一種の覇権主義というものを遂行する、その一つのインパクト、デモンストレーション、その国力を見せることの正当化というんですか、相手を有無を言わさない形でねじ伏せる、そういう意図にやや似てるんじゃないかという気がしますな」

2006年7月4日、千代田区内での講演で、
「(北京五輪は)ヒトラーがやった非常に政治的なベルリンのオリンピックに、ある意味で似ているような気がしますが」

●オリンピック反対者への態度

「共産党はオリンピック反対だって言うけど、この中にオリンピック反対の人いたら手挙げてもらいたい。そんなやつはぶったたけばいいんだ。」
(2006年12月14日、都議会自民党の高島直樹政調会長の祝賀会の挨拶で)

朝日新聞による2007年3月の調査では、「これまで通り進めるべきだ」は31%、「再検討すべきだ」が40%、「中止」も19%だった。
コメント:ヒットラー型オリンピックを目指しているのは誰なのか。右翼的発言や中国などに対する露骨な敵視発言を繰り返す石原都知事はオリンピックの理念ともっとも相容れない人物と言える。
参考:【ほえ面かくな発言】 【怪しげな外国人発言】 【死ぬ気で戦え発言】 【五輪開催地としての東京の資格】

【怪しげな外国人発言】人種差別発言癖度★★★★★
五輪の国内立候補都市を巡り日本オリンピック委員会(JOC)の選定委員会で福岡市の応援演説をした姜尚中・東大教授に対して、
怪しげな外国人が出てきてね。生意気だ、あいつは」
(2006年8月30日、プレゼンテーション後の祝賀パーティーのあいさつの中で)
コメント:オリンピック招致にまったく相応しくない差別思想と低劣な人格。
参考:【国威発揚オリンピック】 【人種差別】 【五輪開催地としての東京の資格】

【ほえ面かくな発言】悪態度★★★★
瑞穂町議会が五輪招致決議案を否決したことについて、

頭がどうかしてるんじゃないのかよ。やっぱり頭を冷やした方がいいと思うね。何も得にならないと思うね。オリンピックが仮に決まって、その前に三多摩は(2013年開催予定の東京国体が)あるわけでしょう。その時になってほえ面かかないようにした方がいいよ、本当に。」

(2006年6月23日、定例記者会見にて)

参考:【国威発揚オリンピック】 【怪しげな外国人発言】 【三宅村村議会に暴言】 【反対するヤツの気が知れない発言】

【高慢オリンピック招致】強権度★★★★傲慢度★★★★
「議会でも共産党は反対しておりますし、何でも反対に引きずられる非常にサディスティックな、しかもメディアが物事の足を引っ張り、人をつぶす、ものをつぶすという傾向が強うございまして
(2007年6月22日、五輪招致に向けた競技団体の会合で)

「(安倍首相が打ち出す)美しい国に美しい人を増やし、美しい心を植え付けるためにも、五輪はいい意味での財産を若い人たちに残していける」
(2007年7月6日、記者会見にて)

コメント:高飛車で傲慢な物言いと、胡散臭い五輪の意義
参考:【「オリンピックボイコット」と「戦争」を呼びかける】 【国威発揚オリンピック】 【怪しげな外国人発言】 【五輪開催地としての東京の資格】 【反対するヤツの気が知れない発言】

【反対するヤツの気が知れない発言】傲慢度★★★★
「オリンピックを、やろうじゃありませんか。反対するヤツの気が知れない

(2009年7月5日、東京都議選の自民候補の応援演説で)

コメント:こんな発言をする人物には本来、民主主義国の政治家が務まるはずもない。
参考:【ほえ面かくな発言】 【国威発揚オリンピック】 【高慢オリンピック招致】

【五輪はもうかる発言】オリンピック精神に反する度★★★★★
招致への支持率が低いことについて、
戦争の時に横を向いている人が多かったら、その国は負けちゃいますよ。みんながその気になってくれないと」

「反対する理由がね、そんなことに金を使うなら福祉とか教育なんだとか。これね、あんまり言いたくないんだけど、オリンピックってね、もうかるんです。どうやったってね3兆円もうかる。経済効果で」

(2008年10月2日、五輪開催都市決定1年前イベントで)

コメント:オリンピック精神とはかけ離れた発言の数々
当然ながら各方面から、平和の祭典である五輪の招致を戦争に例えるのは不適切との声が上がった。
「招致に賛成しない者は非国民であるかのような発言は、五輪の趣旨に反する。経済効果といってもインフラ整備などで一部の企業の利益が上がるだけ」(共産党都議団の吉田信夫幹事長)

参考:【国威発揚オリンピック】 【怪しげな外国人発言】 【高慢オリンピック招致】 【死ぬ気で戦え発言】 【五輪開催地としての東京の資格】

【アフリカなんぞの黒人国家が発言】差別意識度★★★★無礼度★★★★
五輪候補地のシカゴを地元とする民主党のオバマ氏が米大統領選挙で勝利したことについて、

「これはね、やっぱりね、世界一の大国の大統領に黒人がなったんでね、アフリカなんぞの黒人国家というのが、親近感を持ってね、そういう票が雪崩をうって動いたりすると、ちょっと厄介ですな」

(2008年11月7日、定例記者会見にて)

コメント:なんたる無礼千万な物言いだろうか
参考:【国威発揚オリンピック】 【怪しげな外国人発言】 【高慢オリンピック招致】 【死ぬ気で戦え発言】 【五輪はもうかる発言】

【死ぬ気で戦え発言】国家主義オリンピック度★★★★
2008年7月28日の北京五輪日本選手団結団式で、

「1人でも多くメダルを取ることで東京招致への声も高まってくると思う。体を張って死ぬ気で戦ってきてほしい
「(成績がふるわなかった選手が)言い訳かどうか知らないが『私は成績は気にしていません。十分楽しんできました』と。こんな選手じゃかなわないんだ国民は。」

コメント:国威発揚オリンピック推進者らしい発言。
ちなみに「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく、参加することである」は近代オリンピックの創始者クーベルタン男爵の言葉。
[関連情報]

- IOC の独自調査による世論支持率が最下位だったことについて報道関係者から質問され、「君たちのせいだよ。メディアが足を引っ張るから」と声を荒げて他人のせいに。

- なぜオリンピックを招致するのかという理念を問われ、「理念なんかどうにでもつくれる

- 都民から寄せられた意見を「都民の声」として毎月まとめてきた都は、7月分から名称を「都への提言、要望等の状況」に変更。理由は、前月、東京五輪招致の賛成意見が2割に満たなかったため。石原知事が「そんな数字はあてにならないと思う。都民の声課ってどこにあるの」と発言していた。

参考:【国威発揚オリンピック】 【怪しげな外国人発言】 【高慢オリンピック招致】 【非常にチープな政治家】 【五輪はもうかる発言】 【五輪開催地としての東京の資格】 【オリンピック東京落選 - 清涼感を味わえた発言】 【「それなら自分の金で行きゃいいんだ」発言】


皮肉にも、招致委員会が配布するメッセージブック「なぜ、いま東京でオリンピック?」にはこう書かれている。

「国威発揚」「国家間競争」のためのオリンピックを超えて、地球人類の祝福の祭典としてのオリンピック本来の姿を実現する。

招致の旗振り役がオリンピックの理念にもっとも遠い存在であることはブラックジョークにもならない悲劇だ。

【オリンピック東京落選 - 清涼感を味わえた発言】発言の矛盾度★★★★★身勝手度★★★★★
2009年10月2日の国際オリンピック委員会(IOC)第121次総会で、東京は2回目の投票で1回目と比べても2票を減らし、あえなく落選

「私はね、実は帰りの飛行機で泣きました。とても気持ちのいい涙を流したなあ」
「結果は負けたが、私たち総力挙げて戦ったので、本当に悔いのない戦いをしたと思う
「自分の人生の中で非常にいい経験をした
「勝敗は兵家の常だが、チームプレーでとても良い試合をした清涼感を久しぶりに味わえた

コメント:「死ぬ気で戦ってきてほしい」「(成績がふるわなかった選手が)言い訳かどうか知らないが『私は成績は気にしていません。十分楽しんできました』と。こんな選手じゃかなわないんだ国民は」とは誰あろう過去の石原知事の言葉です。
参考:【死ぬ気で戦え発言】 【「それなら自分の金で行きゃいいんだ」発言】 【五輪開催地としての東京の資格】
そもそも東京の立候補は、当初から「大義名分や理念に乏しい」と指摘されてきたが、石原知事は「理念はそんなもの、こっちは物書きだからいくらでも書ける。平和主義とか聞きなれた言葉をいまさら繰り返してもしょうがない」(06年4月の定例会見)と開き直ってきた。落選は、後付けで平和や環境を謳った理念の底の浅さが見抜かれた結果だったのだろう。
国民もそれは分かっており、複数の世論調査によると、東京が落選したことについて過半数の人が残念と思っていなかった。そもそもがトップダウンで決められた「知事の、知事による、知事のための五輪」だった。まったくこんな知事じゃ国民はかなわない。
コメント:ちなみに2007年3月の記者会見で、招致に失敗した場合について聞かれて「その時点で責任を取らなきゃいかんでしょうな」と述べていたが、何ら責任を取った様子は見られない。

【「それなら自分の金で行きゃいいんだ」発言】人には厳しく自分に甘い度★★★★★
バンクーバー冬季五輪への期待を問われて、

「いや、期待してるよ。それだけですよ。だから壮行会で言ったんだ。楽しむだけじゃだめだぞって、必ず勝ってこいって。勝たにゃ、国民満足しないよってどっかバカな選手が、どっかのね、オリンピックでね、私は後悔しておりません、楽しんできましたって。それなら自分の金で行きゃいいんだ、そんなものは。国費を費やして養成した選手が惨敗してね、楽しんできましたじゃ国民報いられないよ

(2010年2月12日の定例会見で)

コメント:また言ってる。オリンピック招致に巨額の税金を投入して惨敗したとき自分が何を言ったか思いだしてもらいたい。
参考:【オリンピック東京落選 - 清涼感を味わえた発言】 【死ぬ気で戦え発言】 【「金メダルじゃねぇんだろ」発言】

【ダーティーなオリンピック招致】ダーティー度★★★★★侮辱度★★★★
帰国した2009年10月4日の会見で、

(IOC総会での開催都市決定には)「もっと目に見えない非常に政治的な動きがありますな。これは歴然としている。昔の自民党総裁選挙みたいなものだね」「きれいごとでは決してすまない
「例えば、ブラジルの大統領が来てですね、聞くところ、かなり思いきった約束をアフリカの(IOC委員の)諸君としたようです。それからサルコジ(仏大統領)がブラジルに行って『フランスの戦闘機を買ってくれるなら(五輪招致で)ブラジルを支持する』とか

ブラジル・リオデジャネイロの招致委員会は5日、石原知事の発言はライバル都市のイメージを損なう論評を禁じた国際オリンピック委員会(IOC)の規則に抵触し、不適切かつ上品さにかける発言だと非難する声明を出した。
また、リオ招致委員会のマイク・リー顧問は「リオは公正でクリーンなレースをして勝った。(マドリードとの決選投票は)66票-32票で勝ち、最高の招致だったことは明白だ。ブラジルは誇り高く、大きな自尊心を持った強い国だ。ブラジルを侮辱したことになる」と批判した。

「実際のことで、それを悪いといってるわけじゃない。ただ日本ができなかっただけのこと。日本はそういう意味の総力戦ができなかった」
「僕は本当のことを言っただけ」「ブラジルの大統領が国費を使って援助をするから頼むぞ、というのは総力戦からすれば当然」

(2009年10月9日の会見で)

コメント:石原氏は負けても清々しく、という姿勢とは無縁のようだ。東京の落選という順当な結果を受け入れられずに、負け惜しみでこんな話を持ち出したのだろう。また、いつものように、根拠を示さず、「人から聞いた話」として、自分の発言に責任を持たない。
「悪いと言っているわけじゃない」って、悪いに決まっている。もし東京が再立候補となったら、そんなダーティーな招致活動をするつもりということか。
参考:【五輪開催地としての東京の資格】 【2020年夏季五輪招致の意向表明】

【繰り返される巨額の税金無駄遣い - 財政は痛くもかゆくもない発言】税金浪費度★★★★★都民愚弄度★★★★★
巨額のオリンピック招致費用

計画策定や宣伝、ロビー活動などに投じた招致費用は都税100億円と、民間からの協賛金や寄付など50億円の総額150億円とされる。
(参考に、2012年五輪の招致に成功したロンドンの招致活動費は60億円だから2倍以上)

しかも、民間からの寄付も計画通り集まらないため、赤字法人も含む都の外郭団体などに寄付を要請して集めていたことが分かり「公的資金の二重支出になり、問題だ」と批判もされた。

そもそも、一事が万事、ドンブリ勘定で済ませて、湯水のように税金をつぎ込んだ結果、当初55億円とされていた招致経費が、あれよあれよと150億円まで膨らんだものだった。
都と東京五輪招致委員会が、民間に委託した招致関連業務の98%が、入札をしない随意契約で、150億円の3分の1を超える約53億円の100%近くが入札なしの随意契約で電通との委託契約。電通に制作を依頼した約10分間のPR映像の制作費は約5億円だったことも判明した。
また、週刊文春の記事によれば、石原知事お気に入りのデザイナーを起用してデザインされた東京招致関係者の衣装の値段がひとりあたり一式30万円。これを総会に出席する関係者約50人分オーダー(プレゼンで登壇するのは10人)され、合計すると1千500万円。衣装は総会後には着用者がそれぞれ保管し、今後の利用予定はないという。

さらに、"隠れ支出"で、経費は公表された150億円を上回ることが明らかに

落選後、都の幹部は「招致活動費は公表している150億円どころじゃない。招致本部以外の局にも関連イベントをやらせている。総額いくらになるのか」と指摘。都内にばらまいたのぼり旗やポスターの回収、廃棄費用もかさむことが分かった。

その後、日本共産党都議団が情報公開請求し開示された文書などから、公表していた招致活動経費150億円以外に、招致に関わって50億円を超える税金が支出され、招致関係経費は総額200億円にのぼることが明らかにされた。(2009年10月27日(火)「しんぶん赤旗」)


2009年10月9日の記者会見で、招致費用の支出が都財政に与える影響について述べて、

「知事就任時、都の貯金は200億円しかなかったが、人員を整理し歳費をカットして10年で1兆を超す貯金をつくった」
「財政再建の余剰分であり、(招致活動をやっても)東京の財政は痛くもかゆくもない」 「余剰分で夢を見ようと思って(招致活動を)やったのは間違いじゃない」

2009年12月8日の都議会代表質問で、酒井議員(民主)らの「かゆさは感じなくても、納税者の痛みは感じてもらいたい」との指摘に対して開き直り、

他の都政サービスに影響がないから、痛くもかゆくもないと言った

コメント:税金から積み上げた資金の使途が「痛くもかゆくもない」のか、評価するのは納税者ではないのか。
しかも東京都は石原都政で切り捨てられて全国最低レベルとなった高齢者福祉や医療、少子化対策など早急な対応が求められる問題を抱えている。都民の生活を破壊しながらオリンピックに浪費してきた石原氏の地金が良く出ている発言だ。

2009年12月2日、「笑っていいとも!」の名物コーナー「テレフォンショッキング」に出演して、2020年の夏季五輪招致について語り、

「東京に限らず日本でやったらいいだろう? 楽しいしお金ももうかる。今度は総力戦でやれば絶対勝てる」

コメント:馬鹿も休み休み言って欲しい
繰り返される海外豪遊

石原知事は五輪招致を目的とした豪華海外出張を何回も繰り返してきた。
2006年6月のロンドン視察(18人)で3570万円、2008年夏の北京五輪開会式に出席の際には夫人に4万円余の支度料まで払って同伴し1泊24万円の超豪華スイートルームに宿泊、2009年6月にスイスに2500万円(10人)、7月にはシンガポールに740万円(7人)、8月はベルリンの世界陸上見学で3300万円(13人)。
飛行機はチャーター機やファーストクラス、宿は超一流ホテル」の贅沢ぶりだ。

2009年12月21日に日本共産党都議団が公表した調査結果によると、オリンピック招致活動の名目で2009年6月から10月にかけて4回行った海外出張での浪費ぶりは総額約1億3046万円に上る。
旅客機はファーストクラスでベルリン往復に240万円、ローザンヌでは五つ星ホテルの豪華客室に宿泊し、条例の上限額の3.7倍の1泊12万2850円、知事特別秘書も同2.9倍の6万2370円を支出。4回の出張で現地で借りた高級専用車の代金は総額4270万円。石原知事と同行の特別秘書ら4人の宿泊費は、延べ88泊中83泊が都条例の規定を計約295万円超過していた。

参考:【五輪開催地としての東京の資格】 【五輪はもうかる発言】 【都政私物化 - 豪華海外出張】 【東京地裁判決「ホテル代高過ぎ」】 【骨身にしみて反省させる発言】

【「金メダルじゃねぇんだろ」発言】下司度★★★★★

2010年2月19日の定例会見で、バンクーバー冬季五輪について、

 「日本勢が不振であることは誰が見ても確かだと思いますね」
「選手たちが思ったより高く跳べない、思ったほど速く走れないのは、重いもの背負ってないからなんだよ。国家というものを背負ってないから、結局、高く跳べない、速く走れない、と私は思いますね」
「教育の問題が出ましたが、修身の復活なんて陳腐に思えるかもしれないけど、考えてみた。やはり刷り込みなんだね
「基本的な道徳教育というんでしょうか、責任教育というんでしょうか、そういったものは必要なんだなということを改めて感じていますけど」

高橋大輔選手が日本フィギュア男子初のメダルを取ったことについて、

金メダルじゃねぇんだろ。否定はしませんよ、しかしそんなに快挙かねそれは。それほど。ま、結構でしょう。慶賀に耐えないとまでは言わないけどな」

2010年2月25日、バンクーバー五輪の日本選手の活躍に対する国内の反応について、報道陣に

銅(メダル)を取って狂喜するって、こんな馬鹿な国はないよ!

コメント:がんばった選手に対して労をねぎらったり賛辞を贈るどころか、下らない皮肉で彼らの活躍を腐したり貶したりする人物、それが石原慎太郎。その上、古めかしい陳腐でマッチョな教育論まで持ち出している。
参考:【死ぬ気で戦え発言】 【「それなら自分の金で行きゃいいんだ」発言】 【こらえ性がない発言】 【詰め込み教育賛美】 【一生いじめられる発言】 【サッカーW杯】

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