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石原慎太郎の感覚

【石原慎太郎の戦争観・国家観】
戦争がまったく起こり得ないというシチュエーションが、人間や国家にとって全き善かどうかは実は分からないんですよ。(2000年1月4日付『産経』、福田和也との「新春正論対談」)

ガイドラインだって、アメリカは完全に台湾を巡る中国相手の戦争を想定している。そこで、ガイドラインに協力しない自治体があったら、中国は核を持ってるしそれがもとで国が滅びるかもしれない。ぼくは東京都知事かもしらんけれど、都の施設で一旦緩急の際には防衛に必要なものは全部使ってくれって言うよ。自治体はやっぱり、命投げ出すぐらいの覚悟が必要ですよ
(1999年8月25日/9月8日号『SAPIO』、小林よしのりとの対談)

あるメディアが各知事に「新しいガイドラインが発効したとき、どういうふうに国に協力するか」というアンケートをとった。僕だけは無条件で国に協力すると答えました。国家あっての東京ですよ
(20000年3月号『正論』、「永田町紳士淑女を人物鑑定すれば」)

【石原慎太郎の歴史観】
近代の歴史原理は帝国主義しかなかったんだ。欧州の列強に植民地にされるか植民地を持つかというね。それで日本もやったわけだけど、おかげで世界各地で民族意識が目覚めて戦後かつての植民地は独立したわけでしょう
(1999年8月25日/9月8日号『SAPIO』、小林よしのりとの対談)

「近現代史の中に日本が強大な軍事国家として登場しなかったら、いまも白人の植民地支配が続いていたと思う
(2000年11月30日、衆院憲法調査会で参考人として意見陳述した中で)

「日本人が南京で大虐殺を行ったといわれるが、事実ではない。中国人が作り上げたお話であり、うそだ」
(米誌プレイボーイ1990年10月号でのインタビュー)

「南京に関わる非難は、まったくのナンセンスです。いわゆる虐殺は、1946年の東京戦犯裁判の過程で、アメリカ人が捏造したものです」
(ドイツの『デァ=シュピーゲル』誌 2000年4月10日号)

【石原慎太郎の憲法観】
新しい憲法をつくったら自衛権だってきちんと定義できる。ぼくなんかが思うのは、日本は世界一の防衛国家になったらいい、と。そして世界一優秀な戦闘機をつくってどんどん外国に売ったらいいんだ
(1999年8月25日/9月5日号『SAPIO』、小林よしのりとの対談)

天皇ははっきり元首にしたらいいんですよ。
(2000年3月号『正論』、「永田町紳士淑女を人物鑑定すれば」)


Reference:
石原慎太郎が東京都知事になってから発言した暴言集「”東京都は戦争協力をするな!”平和をつくる市民連絡会」の共同代表の一人、井上澄夫さん作成
毎日新聞
朝日新聞