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ある日の講演を例に取り石原慎太郎の品性を検証してみよう参考:ZDNetエンタープライズニュース2001年7月5日、Eビジネスカンファレンス「SAPPHIRE 2001,TOKYO」の特別講演に登場した石原慎太郎。代議士時代のエピソードや首都機能移転問題などについて熱弁を振るったが、歯に衣着せぬと言うよりは、例によって品性を疑う悪口のオンパレードだった。
●首都機能移転が決議されたときの国会の様子を振り返っての発言では
+当時の社会党の委員長は「田辺というバカ」、首相は「ちょっとデキの悪い、金丸の操り人形」だった海部俊樹が務めていた。
+国会で首都機能移転決議を行ったときは、石原が反対して座っていると当時絶頂期の金丸信に「立てよ」と恫喝されたのだそうだ。●森内閣時の加藤紘一の決起を評して
+「加藤は刀を抜こうとしたが、リーチ(手の長さ)が短かったので抜けなかったバカ」●太平洋戦争に敗れた原因を、軍部の上層部がレーダー技術を重要視しなかったために米国に先を越されてしまったためと独自の分析を語り、
+「隣の中国が水爆を作っているのに,毎年6兆円もの額をODAという名のもとに援助している役所だが,当時から役所はバカだった」●「だいたい、自分が利口だと思っている奴ほどバカだ。その最たるものが、宮澤喜一。あの人が日本をダメにした」
●北海道が地盤の鈴木宗男については
+「トンチンカンな代議士。“地方を大切にしろ。東京の人間はシャケが欲しくないのか”などと訳の分からない理論を振りかざす」
とこき下ろした。一回の講演でこれだけの悪口雑言を吐き散らせるのもすごい。口にした批判の中には一見当を得た批判もあるように思うかもしれないが、こうして見ると石原の場合、批判と言うよりは悪口をまき散らしているだけに過ぎないことが分かる。自分と意見が合わない人間は簡単にバカ呼ばわりだ。「誰それ」でよいところをわざわざ「誰それというバカ」と言い換えているのである。「自分が利口だと思っている奴ほどバカだ」との言葉は一般論としては大いにうなずける。